儚い光があふれるここで、一泊二日のキャンプを開催しました。
昨年の夏、RQキャンプに参加してくれた子どもや親子だけでなく、新規の親子の方がたまで、鱒淵の里に集まりました。宮城県内では気仙沼や仙台、福島は相馬などから集まってくれました。
梅雨が明けたのかな?と思いたくなるような青空のもと、集まったメンバーはまず自分たちの居住スペース作りから始めます。そう、テントも自分で建てるんです。
キャンパーとしての第一歩として、ロープワークを覚えます。
巻き結び、もやい結び、自在結びの三つを練習。
子どもたちだけでなく、お父さん、お母さん方も慣れない手つきでロープをいじっています。
それから自分たちの使うテントを自分たちで建てました。
設置する場所の地面の状態や、出入り口の向きなどテントサイトの中で快適に過ごせる場所を選び、テントを建てました。
初めてのテント設置、今度家族でキャンプをしたいそうで、じっくり検証しながら建てていました。
お父さんが頑張っている中、早速テントの心地をチェック!!
それから、あまりの暑さに負けて、みんなで川遊びに出かけました。
足首までという約束でしたが、なぜかパンツいっちょの子までいて…
二人ほどジャボンと行きましたが、すこーし身体を休めることが出来たかな。
再びキャンプ場に戻って、みんなで箸とコップづくり。
竹を削り出して自分だけの食器を作りました。
箸の長さや太さにこだわるだけでなく、模様付けをする子もいます。
みんなの創造力の豊かさを垣間見ました。
さて、そろそろ夕食作り…と思ったら鱒淵のお父さん、寛一さんがやってきて、畑に豆まきをさせてくれることに!!
豆まき器「ごんべぇ」さんを上手に真っすぐ進めると一粒ずつ豆を植えられます。
みんな、普段はしたことのない土いじりに精をだして楽しんでました。
お手伝いのご褒美に、じゃがいもをいただけることに。
豆まきの次は芋ほりです
夕食で使う分のじゃがいもを自分たちで掘り出します。
遊ぶだけでなく、自分たちの暮らしを支える食べ物を扱うのら仕事を経験できるのも鱒淵の魅力。
食材を調達したら夕食の準備に取り掛かります。
本日のメニューは“はっと汁”
地元鱒淵の郷土料理です。鱒淵のおかあさん、美恵子さんに教わりながらみんなで作りました。
出来上がった夕食を囲んで、みんなで「いただきます!!」
自分で作ったお箸で、みんなパクパク食べていました。
腹ごしらえを済ませたらホタルの時間です。
まずは寛一さんのお宅で、鱒淵で撮られたホタルの映画を観て、準備万端。
ホタルのことを知った分、みんな見る目が違いました。
「あ、これオスだ!」とか「あそこのはヘイケボタルだ!」とか早速知識を確かめていました。
月の光に照らせれながら鱒淵川のほとりを散策。みんなでのんびりと歩いていると、
たくさんのホタルに遭遇!!!
思わず「わぁ~」と感動の声
「ホタルの流星群みたい!!」と子どもの素敵なコメントにみんな納得
光に見とれて歩いていたらあっという間に1時間。
そろそろ、ということでキャンプ場にもどって、明日の予定を確認。
と一緒に前日に誕生日を迎えたシュン君をみんなで歌を歌ってお祝い
ゆらめく火の光もとてもキレイでした。
たっぷり歩いたせいか、子どもたちは寝袋に入ったらすぐに眠りについたようです。
二日目の朝はみんな元気に顔を出しました。
朝の最初のお仕事はというと
火おこしです。マッチ3本という制限の中、みごとに子どもたちは火をおこしました。
負けてはいられないということでお父さんお母さんチームも火おこしに挑戦!
朝からこんな真剣な顔?!というくらいマジなお父さんお母さん、カッコ良かったです。
無事に火がつき、おいしい朝食にありつけました。
午前中は霧雨が続いたため、様子を見ながら活動することに。
子どもたちに何をしたいかリクエストをとったところ、竹で弓矢を作りたい!ということになり、
弓矢づくり。
のこぎりやナタ、ナイフを使って自分の弓を作りました。
なかなかナイスな出来上がり。
雨が上がり始めたので、昼食づくりをしながら、テントの撤収をしました。
一泊二日なのであっという間です。
みんなでテントをたたみ、片づけました。
撤収が完了したところでお昼ご飯が完成!!
炭火焼ハンバーガーです。
地元登米の名産米粉のパン(しかも今回のために特注!)に、登米牛のパティをはさんだ登米バーガーです。
とろけたチーズに野菜も挟んでみんなで頬張ります
パイナップルを挟んだりもしてましたね。
鱒淵のきれいな川のそばで、あっという間の二日間でしたが、たくさんの笑顔あふれる時間でした。
次のキャンプは8月初頭。みんなの笑顔にまた会えるのを楽しみにしています!
みいら
天気も良く、そしてフィールドも凄い!凄い!本当にベストコンデションのキャンプでしたね。たぶんあの日は、ホタルが一番きれいに見えた日かも知れません。
返信削除子供達があんなに土を扱うことに興味があり喜んでくれるとは、思わなかった!
食すること、自分で収穫して食べる事これって人間の原点であり子ども達に一番伝えたい事でえした。
ありがとうミイラ!
8月も楽しみにしています。
こちらこそありがとうございました。
返信削除鱒淵の自然と、支えてくださる皆さんのおかげで成り立っているキャンプです。
楽しいだけでなく、彼らが人間として強くなってくれるようなキャンプを目指します。